本殿 (国宝) 桧皮葺 

御祭神 左殿 莵道稚郎子(うじのわきいらつこ)
中殿 応神天皇(父君) 右殿 仁徳天皇(兄君)

 上記写真の覆屋(おおいや)の中に、一間社流造(いっけんしゃながれづくり)の三つの内殿があり、三神を祀る。(推定では平安時代後期のもの。神社建築として日本最古)。覆屋は内殿を保護するために、鎌倉時代に造られたものと考えられている。 左右の内殿の扉には、それぞれに一対計四面の扉絵が描かれており、両殿の正面頭貫(かしらぬき)上にある蛙股(かえるまた)は、本来の補強のためではなく装飾として用いられており、京都醍醐寺薬師堂、平泉中尊寺金色堂と共に藤原時代の三名蛙股といわれる。