日光東照宮

世界遺産『日光の社寺』

栃木県日光市山内2301

 徳川家康家康公の死後、遺言に従って家康公の息子2代将軍秀忠は、日光に廟を造営し、1617年(元和3年)に完成、当初は東照社(とうしょうしゃ)と呼ばれていました。
 家康公の孫の3代将軍家光公は、1636年(寛永13年)大規模なものに再建し、今日の絢爛豪華な社殿群となりました。これを、「寛永の大造替」と言います。東照宮という神号は、、後水尾天皇から、1645年(正保2年)11月に贈られたものです。当時の美術の監修を幕府御用絵師の狩野探幽(かのうたんゆう)がしたとされ、当時の優れた絵師、名工達、技術集団によって生み出されました。有名な左甚五郎が実在したのかどうかは定かな話ではないそうです。

 日光東照宮の国指定文化財(国宝、重文)の建造物は、木殿や陽明門、大名の奉納による五重塔や石鳥居など55棟になります(指定数では国宝8、重文34)。1999年(平成11年)には、『日光の社寺』の一部としてユネスコの世界遺産条約に基づき世界遺産に登録されました。

 東照宮には徳川家康のほか、源頼朝、豊臣秀吉の三公が祭られているそうです。

 

日光東照宮世界遺産指定史跡一覧

本殿・石の間及び拝殿

五重塔 奥社拝殿  
正面及び背面唐門 〈2棟〉   石鳥居 奥社銅神庫  
東西透塀 〈2棟〉 (1)(附)鐘舎 奥社鳥居  
陽明門 (2)(附)橙台穂屋 奥社石棚  
東西回廊(1)〈2棟〉(附)潜門 (3)(附)橙台穂屋 仮殿本殿・相の間・拝殿
上社務所 (4)(附)銅神庫   仮殿唐門
神楽殿 (5)(附)渡廊 仮殿掖門及び透塀
神興舎 (6)(附)銅庫門及び板塀   仮殿鳥居
鐘桜 (7)(附)非常門及び銅板塀   仮殿鐘楼
鼓楼 (8)(附)内番所   御旅所本殿
上神庫   (9)(附)西浄 御旅所拝殿
中神庫 (10)(附)東通用御門(社家門)   御旅所神饌所(1)(附)渡廊
下神庫 坂下門〈2棟〉   旧奥社唐門  
水屋 奥社宝塔   旧奥社鳥居  
神厩 奥社唐門   .  
表門(1)(附)簓子塀 奥社石玉垣   .  

○マークは写真あります。   (附)は1棟とは数えない附帯関連施設

日光東照宮の国指定文化財(国宝、重文) 一覧

備考

JR日光駅・東武日光駅より中禅寺行バス5分、神橋、又は西参道より徒歩5分

(徒歩の場合はJR日光駅のほうが近い)

開門時間 8時〜17時(11月〜3月、16時迄) 年中無休

 

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