東寺 教王護国寺-きょうおうごこくじ-

山号 八幡山

真言宗東寺派(東寺真言宗) 世界文化遺産

 

本尊(金堂) 薬師如来 (講堂)大日如来 (国宝26件78点。重文は53件23592点)

京都市南区九条1
交通=近鉄東寺駅下車徒歩5分 JR京都駅南口(八条口)から徒歩15分 市バス九条大宮、東寺東門前
拝観 9:00〜16:30 500円 (境内・御影堂無料)

 東寺(教王護国寺)は平安京遷都(延暦13年・794年)の際に朱雀大路の南端にある羅生門を挟んで延暦15年(796年)に 東西に建立された初の官寺の一つで、またの名前を左大寺ともいう。 左京、更には国家(東国)の鎮護を目的として創建された。 西寺(右大寺)は歴史の波に翻弄され姿を消す。 弘仁14年(823年)に嵯峨天皇が空海に東寺を勅賜したことから真言密教の根本道場とし教王護国寺と称した。

 1486年(文明18)の土一揆で創建時の建物は失われ、現在の堂宇は 奈良時代の伝統的な伽藍配置をふまえて再建されたもの。伽藍配置は奈良時代の寺院建築形式で、南大門・金堂(国宝)・講堂・食堂(じきどう)・北大門が一直線に並んでおり、 東に総高57m、日本一の高さを誇る五重塔(国宝)、西に潅頂院、西院の御影堂(国宝)、大日堂。

 東寺といえば、「弘法さん」と呼ばれる縁日(弘法市)が有名。祖師空海入寂の3月21日を期して毎月21日に御影堂で行われる御影供の日に市がたつ。当初は年に1回行われていたものが、1239年以降は毎月行われるようになったということですからすごい歴史です。フリーマーケットと違い業者の人が出店していて、毎月約20万人ほどの人が訪れるそうです。(朝5時ごろから夕方まで)。毎月第一日曜日には骨董市(がらくた市)も開催。

 

世界遺産解説版

 東寺(教王護国寺)写真と解説

 

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