仁和寺Ninnaji (Kyoto Japan) 世界文化遺産(古都京都の文化財) 概略 仁和寺は光孝天皇の勅願により宇多天皇の仁和4(888)年に完成、年号を寺名とした 真言宗御室派総本山。建物は江戸時代の再建が多い。 山号 大内山 国宝12件(88点)、重要文化財45件(601点)、他多数の宝物を所蔵。霊宝館では阿弥陀三尊像(国宝)、孔雀明王像(国宝)、弘法大師の真筆三十帖冊子(国宝)など多くの寺宝を入れ替え展示。 |
名勝 御室桜 中門を入ると左手に、湧き上がる雲のような御室桜が目に飛び込んできます。御室桜の特徴は樹高が低く、 根元より単弁の香り高い白花を咲かせることです。開花は4月二十日前後と遅く、京都の春の終わりを飾ります。品種は大半が有明で、他には車返し、欝金(ウコン)など 十数種類の里桜があり、境内に2百余株植えられています。起源は古く、平安時代にまでさかのぼりますが、現在のものは江戸時代初期に植えられたもので、 大正十三年に名勝に指定されています。 旧御室御所 仁和寺
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毎月21日の弘法大師御影供、 28日の護摩供法要は一般の参拝可。 〒616−8092 京都府京都市右京区御室大内33 交通アクセス |
沿革 仁和2年(886年)第58代光孝(こうこう)天皇によって「西山御願寺」の建立を発願。 翌3年(887年)光孝天皇が崩御し宇多天皇が即位。 (仁和寺の開創) 第59代宇多天皇が先帝の遺志を継ぎ、仁和4年(888年)に完成。「西山御願寺」改め元号から寺号を「仁和寺」とする。 退位以後の宇多法皇が僧坊を営み住したことから法皇が御座する室(僧坊の事)「御室御所(おむろごしょ)」と称された。以後、明治維新まで門跡寺院筆頭。 応仁2年(1468年)応仁の乱で多くの堂宇を消失するも本尊の阿弥陀三尊は難を逃れる。 徳川時代に再建を許され、御所から紫宸殿(現、金堂・桃山時代・国宝)、清涼殿(御影堂・重要文化財)などの建造物が下賜され、正保3年(1646年) 伽藍の再建が完了する。 1994年(平成6)12月 「古都京都の文化財」として、世界遺産に登録 |
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