白川郷 野外博物館

合掌造り民家園

 昭和43年(1968)《昭和42年と書いてあるパンフレットもある》に離村し廃墟化した加須良集落の合掌造り家屋3棟(県重要文化財)などを移築したもの。 ほかの家屋も含めて大小25棟、うち県重要文化財9棟が広大な敷地内で一つの村を形成している。

 手入れの行き届いた園内には花が咲き誇り、清流が流れタイムスリップをしたように静かでゆっくりとした時間がながれているのは、現実の生活がない村だからだろうか。 有料だからはいる人も少なそうだ。みやげ物店や民宿が建ち並び、観光客があふれ、車が猛スピードで走り抜けていく荻町の合掌集落からここへはいると別世界のようだ。 なにより園内に電柱の見当たらないのがいい。地中に埋め込んでいるのだろうか。美しい町並みに電柱は似合わない。昔、景観を守る為に海外のように電線を地中に 埋め込もうという意見が各地であった。海外からの観光客が多数来訪する世界遺産に登録されているようなところは日本の顔といってもいい。電線を地中に埋め込むくらいの 事はしてもいいと思う。

 

木曜日休園(祝日のときは前日)

岐阜県大野郡白川村大字荻町2499番地

05769−6−1231

 写真  白川郷 合掌造り民家園