慈尊院−世界遺産高野山

世界遺産-紀伊山地の霊場と参詣道・・・高野山

Sacred Sites and Pilgrimage Routes in the Kii Mountain Range (2004)
高野山 ・・・ 弘法大師空海が開いた真言密教の霊場 63.1ヘクタール
     
慈尊院(じそんいん)    
   「女人高野」とも呼ばれる慈尊院は、空海が816年(弘仁7年)に高野山の地を嵯峨天皇から賜った際に、高野山へ登る表参道の玄関口 (町石道の始点)に、宿所ならびに政所として丹生官省符神社(にうかんしょうぶじんじゃ)とともに創建したといいます。16世紀まで政所として使用されました。また冬には極寒の高野山を下りこの場所で修行をしました。

 母、玉依御前が承和元年(834年)に高野山の空海を訪ねてきますが女人(にょにん)禁制であったため、この地に留まります。空海は山上から足げくこの地に通い、一月に九度にも及ぼうかというほどであったので、この地が「九度山」と呼ばれるようになったということです。翌年承和2年(835年)、玉依御前はお亡くなりになり、空海は廟堂を建立し自作の弥勒菩薩像と母公の霊を祀ったといいます。(現存の弥勒菩薩像(国宝)はこれとは別。)
『慈尊』とは弥勒菩薩の別名で、慈尊院と呼ばれるようになりました。

世界遺産登録建造物 慈尊院弥勒堂
重要文化財でもある弥勒堂(附:石造露盤宝珠1組、棟札17枚)は鎌倉時代後期の建築。
桁行3間、梁間3間、宝形造、檜皮葺き。
   
  山号 万年山
高野山真言宗
本尊
木造彩色弥勒菩薩像(国宝・平安時代)は21年に1度ご開帳の秘仏。
次回開扉2015年。

慈尊院
和歌山県伊都郡九度山町慈尊院832
TEL:0736-54-2214

交通アクセス
南海高野線九度山駅より徒歩約20分
JR和歌山線高野口駅より徒歩約25分

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