清水寺(山号音羽山)Kiyomizu-Dera UNESCO as part of the World Heritage 北法相宗(きたほっそうしゅう) 本尊 十一面千手千眼観世音菩薩(秘仏) 京都市東山区清水
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778年(宝亀9)奈良子島寺の賢心(延鎮上人)の開創。 780年(宝亀11)坂上田村麻呂が音羽の滝の清水に導かれて、修行中の賢心と出遭い帰依、仮仏殿を造立、十一面千手観世音菩薩を安置して寺を創建。 798年坂上田村麻呂と延鎮上人は地蔵尊と毘沙門天とを造像してご本尊の両脇士とし、本堂を広く造りかえた。 歴史年表などではこの年を清水寺の創建としているものもある。 清水寺は南都の興福寺法相宗に属していたため、比叡山との対立による戦火や火災、落雷により幾度も焼失。1633年(寛永10)本堂・奥の院その他の諸堂が徳川家光により再建され現在の規模になる。 1965年に開創以来の奈良興福寺の法相宗から「北法相宗」として独立。「北」は、南都での北寺(=興福寺)の法相宗に立脚するとともに、南都・奈良に対して北の京都にある法相宗という意味。 宗旨は、「万法唯識」「三界唯一心。心のほかに別の法はなく、心と仏および衆生、この三つは差別なし」、即ち、あらゆる現象(相)は唯(ただ)人間の心のはたらきの反映であるとする。 |