世界遺産『日光の社寺』

二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)

 

 元来は山岳信仰での地である。
 関東平野の北方にそびえる霊峰二荒山(男体山)も古くから、神のいる山として崇拝の対象だった。
 奈良時代の末、勝道 (しょうどう)上人が、四本竜寺を建て、本宮神社を建てたのが二荒山神社のはじまり。天応2年(782)に二荒山初登頂の大願を果たし山頂に小さな祠 (ほこら)をまつった。これが奥宮である。延暦3年(784)、二荒山中腹の中禅寺湖北岸に日光山権現(中宮祠)をまつり、ほぼ現在の形となった。
 二荒山神社は早くから下野国 の一の宮としてうやまわれ、鎌倉時代以後は、関東の守り神として幕府、豪族の信仰をあつめ多数の社殿が造営された。
 江戸時代の元和3年(1617)に東照宮がまつられ、 徳川幕府は神領を寄進し、新たに本殿や社殿が造営された。

 

日光二荒山神社世界遺産指定史跡一覧 〈全23棟〉 ○は写真あり

本殿  
唐門
掖門及び透塀 〈2棟〉
拝殿
鳥居
神橋  
別宮滝尾神社本殿  
別宮滝尾神社唐門  
別宮滝尾神社拝殿  
別宮滝尾神社楼門  
別宮滝尾神社鳥居 〈3棟〉  
別宮本宮神社本殿
別宮本宮神社唐門及び透塀 〈2棟〉
別宮本宮神社拝殿
別宮本宮神社鳥居
神興舎
大国殿
末社朋友神社本殿
末社日枝神社本殿

  世界遺産二荒山神社 写真と解説

『日光の社寺』INDEX