千姫
 千姫は慶長2年(1597)4月11日、二代将軍徳川秀忠とその正室との間に生まれ、わずか7歳で、豊臣秀吉の子秀頼に嫁ぎます。
 やがて大阪夏の陣で大阪城は炎上し、豊臣家は滅んでしまう事になるのですが、千姫の祖父である徳川家康の計らいで大阪城内に居た千姫は助け出されます。江戸に帰る途中、夫の秀頼が死んだばかりにもかかわらず、桑名城主本多忠政の子・忠刻(ただとき)といきなり恋が芽生えてしまいます。家康は二人の結婚を認め、本多家は姫路城の城主に任じられ、千姫も姫路城の姫となります。逆玉物語ですね。